「何者か」と問われたなら急いで足した継ぎ接ぎで見栄という帆を張ってさ「それは誠か」と問われたならこの手に余る舵切ってひた隠し夜を進んでいった
今日が違う僕だとして出会った人にはそれが僕だから
沈没まぬよう重荷を捨てた「何もここまで」だなんてそんな目で見てくれんなよ約束や思い出や夢も僕に抱えられるほど悲しいこともないだろうしな
辿り着く代償として安いものなんかなかったけれど
掲げた旗が心臓白紙に描いた この命乞いを聴け!浮かぶだけの船になるなよ覚悟なんていざ役に立たないだろう?何も持たずに行こう
振り返ると刻んでいた爪痕みたいに震える今に逸れそうな航路乾いた喉の一滴はまるで海に浮かんだ僕空っぽな世界を満たそうとしていた
じゃあ君なら何を捨てる?他に何がある?考えても 考えても視界は閉じてく
穿つべきはこの想像踏み出す前の一歩をただ阻む足枷どんな風に煽られようとも消えなかったこの灯火が証拠わかってるはずだろう?
灯台が瞼の憧憬を暴いて完成を待つ胸は軋む探し当てた琥珀色あの日手放した色俯いて初めて見つけた陽だまりがほら 一つだけほら
掲げた旗が心臓白紙に描いた この命乞いを聴け!浮かぶだけの船になるかよさぁもう一度
地図という檻から抜けろ!記録に過ぎない絵の延長線上へと見えない輪郭ほど信じよう何処にだって届く陽だまりの様に何も持たずに行こう何も持たずに行こうそして君と何処までも